以前の日記で私が2007年タカラトミー主催のMagic: the Gathering Barをきっかけに復帰したことは述べていたのですが、そのときのバーについてつらつらとです。

私は、リアルのMtGに復帰する前にMagic Onlineでシールド戦をやってまして、でも8年ぶりだったために知らない能力語が多くて、ググっているときにバーの企画を知ったのです。原画なども飾られた、西麻布のお洒落なバーでカクテルを嗜みながらMtGに興じるという魅力溢れる企画に、私は即座にリアルでのMtG復帰を決めて、実に8年ぶりに高校当時のMtG仲間4人にメールを送りました。うち2人から「俺もMtGやりたかったんだけど、相手がいなかったんだよ。」と嬉しい返事をもらって友人の同僚の初心者も巻き込みつつ、バーに突撃することになりました。

実家に帰って高校当時のデッキを押入れから取り出して、そこに当時最近のカードをちょっとだけ買い足して持っていきました。高校時代はイエローサブマリン渋谷店が存在していたのですが、8年ぶりに現地にいってなくなっていることを知りました。というか、当時はシングルはともかくパックはその辺の書店なんかでも買えたので、どこにも売っていないことに気付いて愕然とした覚えがあります。

ちなみに持っていったデッキはネクロディスクとバンドデッキ。「バント」じゃないですよ。「バンド」です。《ベナリアの勇士/Benalish Hero》や《メサ・ペガサス/Mesa Pegasus》が4枚積みされているという今から考えると信じがたいデッキです。最近の方はバンドの存在すら化石扱いかあるいは知らないと思いますが、攻撃時はバンド内に1体だけバンドを持たないクリーチャーを入れることができ、ブロック時はブロッカーに1体でもバンド持ちがいればOKで、戦闘ダメージの割り振りをこっち側が行えるという地味に戦闘で効いて来る嫌な能力です。バンド内にコー一族を入れておいて戦闘ダメージをコーに集めてから、《精油の壁/Wall of Essence》や《暁の騎士/Knight of Dawn》、《曙光の精霊/Dawn Elemental》はては《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》に戦闘ダメージを移し変えるという完全に趣味デッキです。

バーでは、何やら赤い色の鶏肉料理《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》やら、ちょっとアルコール強めのカクテル《幻覚/Mind Bend》、ノンアルコールカクテルの《魂の管理人/Soul Warden》などを頂きました。「シヴァンドラゴンはこのサイズじゃ良くて3/3だよねー」とか「魂の管理人っていうけれど緑色じゃん。本質の管理人じゃね?」とか会話も弾んだものです。

また、バーでは九州からいらしたというBlackwoodさんとその弟さんと対戦させて頂きました。エクテン版ファイアーズの《ブラストダーム/Blastoderm》に鼻血を出しそうになりながら《ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald》でチャンプブロックしつつ、《Demonic Consultation》(禁止って知らなかった)で《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》を引っ張ってくるも、《はじける子嚢/Saproling Burst》に全く間に合いませんでした。《魂売り/Spiritmonger》に至ってはもはやギャグだとすら思いました。

そんなこんなで、非常に楽しめたのですが、この企画はお店側には非常に不評だったようです(お店のブログを読む限りでは歓迎されていなかった)。まぁ、ろくに注文もせずに何時間も大人数でドラフトやったりしてたらそりゃ上客とはいえないですよね。でも、最近いろいろな大会に参加するようになって思うのですが、あのバーには大会では得られないものも沢山あったのですよ。食事を採る暇も惜しんでスイスラウンドを戦うのも良いのですが、ゆったりとカクテル片手に出会った人と野試合に興じるとかなかなか出来ないと思うのです。

少なくともバーの企画で3人の復帰者と2人の新規参加者があったのは確かです。あのような企画がまたなされることを期待しています。

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